「ZIKE」
■超軽量電動自転車
「ＺＩＫＥ／ザイク」
ＺＩＫＥは、１９９４年春、レベルアップ(現ノリモノランド)で発売したわずか１１ｋｇの
超軽量の電動自転車で、その年同時にヤマハのパスが発売した年でもあります。
そう、その年が電動自転車を普及させる幕開けの年でもあった訳です。
ＺＩＫＥはイギリス・シンクレアリサーチ社が開発した自己回生制動システムを応用したかなり進歩的な電動システムです。電動で走行しない場合はペダルを踏み普通の自転車と同じく走行出来ますが、その際、自己充電が出来、バッテリーの消耗を多少なりとも回復させます。坂道を下る時も同様です。航空アルミとバートンと言う名の鉄と同等の堅さを持つ樹脂素材で出来たフレーム・手のひらに載る位の小型強力モーター及び単一ニッカドバッテリー２０本セル直列２４ＶとＩＣコントローラーと充電器回路（これも手のひらに載る位の小型基盤）がフレームに納められ、外見は写真のように自転車にしか見えない特徴を持っております。
その小型軽重量は前述のようにわずか１１ｋｇと女性でも片手で持ち上げることが出来、その軽量ゆえに速度も約３０ｋｍ／ｈ近くの早さでした。同時期に国内で発売したヤマハのパスあるいは他の電動自転車はペダルアシストを採用しましたが、ＺＩＫＥは完全な電動力走行で道路交通法の関係上、残念ながら原付扱いだったのがネックでした。もっともモーターとペダルを併用すれば・・・アシスト付きと同じですがね。
シンクレアリサーチ社はイギリスでも有数なコンピューターメーカーでこのＺＩＫＥは同社が手作り生産した関係上、生産台数は限られ当社でもわずか１５０台を国内に発売しただけで幕を閉じました。以前は東京の自転車振興会内の自転車博物館に展示品とし納められておりましたが、現在は不明です。
＊ＺＩＫＥユーザー様へ
もし不動あるいは消耗品が生じておりましたらご連絡下さい。ストック部品があります。
（一部在庫切れあります）
＊この製品は販売終了品です。
